伊藤美誠の大学進学という進路を選ばなかったわけとは?

スポーツ

東京オリンピックの代表を決定した伊藤美誠選手

期待せずに入れられない日本代表選手の1人であることは間違いありませんよね。

伊藤選手は、2019年に高校を卒業、そしてその進学や進路について注目を集めたのは言うまでもありません。

今回は、その”進路”についてちょっと深堀りし、大学進学をしなかった理由や、他の卓球選手など色々と見ていきたいと思います。

スポンサーリンク

伊藤美誠は大学進学をしなかった

2019年3月に昇陽高校を卒業した後、大学には進学することも、実業団に入ることもしませんでした。

実は、伊藤美誠選手は2013年9月、今から10年も前から『スターツコーポレーション』に所属契約をしています。

そして、高校卒業後は企業との所属契約のみでプロとして活動しています。最近では、このように企業に所属し、スポンサー契約を企業と結び、生計を立てるケースが多くなりました。

実業団とは
企業の社員で構成されたスポーツクラブのことです。プロとの違いは、企業との雇用契約の有無。プロは年単位などで契約があり、それが切れれば企業との関係はなくなります。

スターツコーポレーションは、金融・出版・ホテル・建築など幅広い事業を展開する企業で、卓球選手だけでなくゴルフ選手も所属するスポンサーでもあります。

中でも、卓球ナショナルチームのオフィシャルスポンサーでもあり、伊藤美誠選手にとっても、卓球に集中できるメリットが大きいのではないでしょうか。

大学進学ではない進路を選んだ理由とは

これは、明確に所属するスターツコーポレーションから本人のコメントとして発表されていました。

昇陽高校在学中は、たくさんの応援いただきありがとうございました。本日、無事高校を卒業することができました。中学校への進学を機に大阪に来て6年、クラスメイトはもちろんですが、学校全体で応援してくれて、苦しい時も励みになっていました。海外遠征が続いて通えない日もありましたが、学校で過ごした時間は私にとって大切な思い出です。
卒業後は、2020年の東京オリンピックで金メダルという小学生の頃からの夢に向かって卓球に専念します。応援してくださる皆さまの期待に応えられるよう、自分らしく、楽しむことを忘れずに一歩一歩練習を積み重ね、頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願い致します。
引用:スターツコーポレーション

勉学とスポーツを両立させる難しさを学生時代に経験し、大学に行ったら100%のパワーを卓球に注ぐことが出来ないと考えたのかもしれません。

コメントでもある通り、高校卒業時期は、小学校時代から抱いていた夢・目標が迫る時期でもあります。

これまで以上に卓球に専念し、120%で全てのパワーを出し切りたい、そう決断した結果なのではないでしょうか。

大学進学以外でも決断したこととは

こちらは伊藤美誠選手の五輪に対する思いがひしひしと伝わるツイートです。

現在、卓球界を盛り上げようと開催されているTリーグがあるのをご存知でしょうか。

これは、2018年に出来た日本卓球界の発展にも貢献している大切な大会です。もちろん、選手達にとって結果を残す大会でもあります。

ですが、伊藤選手はこちらの出場を辞退しています。

というのは、東京オリンピックに集中するためとのこと。

これには、賛否両論あるのですが、伊藤美誠選手もその風を受けつつTweetしたのかもしれません。

では、その確固たる信念はどこからあるのか、大学進学をしなかった、伊藤選手のこれまでの学校についても見ていきます。

伊藤美誠の中学・高校とは?


伊藤美誠選手は静岡県の磐田市出身で、磐田市磐田北小学校を卒業しています。

2歳の頃から卓球を始め、すでに小学校卒業時には卓球選手としての風格さえ出ていたと言われています。

中学校への進路について考えた母親は、ここで女子日本代表の村上監督の助言もあり、村上監督が関わっている関西卓球アカデミーがある大阪へ行くことを決意します。

関西卓球アカデミーは、全国初の2012年に開設され、日本代表チームコーチングスタッフなどが4歳から教える民間卓球エリート塾

その大阪へ拠点を移した伊藤美誠選手は、大阪此花区にある昇陽中学校に進学し、その後はそのまま昇陽高校に進学します。

昇陽高校はどんな学校?


元々は淀之水高等学校という女子校であり、2010年から男女共学化になった高校です。

偏差値は39-42(2020年度)でそれほど高くはありませんが、公務員チャレンジコース、パティシエコース、看護医療コースなど様々なコースが用意されています。

有名な出身の有名人としては。姉妹芸人の海原やすよ・ともこさんや『ジョゼと虎と魚たち』で知られる田辺聖子さんがいます。

とりわけ、卓球が強いくて有名な高校とかではありませんでした。では、何故その学校を選んだのでしょうか?

伊藤美誠の入学理由とは

それは、金メダルをとる最適な環境選びでした。

伊藤美誠選手は、卒業生として下記の通りコメントされています。

中学校への進学を機に静岡から大阪へ移り、昇陽中学校・高校と6年間通いました。昇陽は生徒の自主性を重んじ、夢を実現させるプログラムが充実しています。
私はクラスメイトや先生、学校全体からたくさんの応援をいただき、リオ五輪に出場して団体銅メダルを獲得。今は、「東京オリンピックで金メダル」という小学生からの夢に向かって頑張っています。皆さんも昇陽で充実した学生生活を送り、夢を叶えてください。応援しています。

「東京オリンピックで金メダル」という揺るがない目標を叶えるため、卓球に集中できる環境として適していた学校のようです。

しかも、大阪府内でも有名な四天王寺は75、北野高校は76の偏差値ですので、入学に関しても練習時間を勉強時間にさかなくて良いのも理由にあったかもしれませんね。

他の女子卓球選手の進学具合


大学進学をせず、卓球に集中する進路を選んだのは伊藤美誠選手だけなのでしょうか?

他の選手はどのような進路が多いのか、同世代の選手たちもチェックしてみます。

すると、大学進学率は0ということがわかります。

平野美宇選手

平野美宇選手は、大原学園高等学校卒業し、日本生命に所属しています。

卒業時には、このようにコメント。
「社会人は全部自分の責任になるので、社会人として恥ずかしくない大人になりたい」

早田ひな選手

早田ひな選手は、希望が丘高等学校卒業後、大学進路はせず、日本生命に所属しています。

加藤美優選手

加藤美優選手は、中央高等学院卒業後、大学進路はせず、日本ぺイントホールディングスに所属しています。

卓球黄金世代として知られる卓球選手は同じ進路を選んでいることがわかります。最近の選手は進学ではなく、夢に集中できる道を優先していることがわかります。

伊藤美誠の大学進学ではない・進路まとめ

伊藤美誠選手は大学に行かず、スターツコーポレーションに所属し、プロで活躍されています。

理由は一つ『金メダル』

最大限の練習量で卓球を極め、五輪で金メダルを取るために1日1日を大切にしていることがわかりました。

是非、オリンピックの金メダルを勝ち取って欲しいと思います。

伊藤美誠プロフィール

名前 伊藤美誠(いとう みま)
生年月日 2000年10月21日(23歳)
身長 152cm
血液型 O型
出身地 静岡県
戦型 右 シェーク攻撃
所属 スターツSC

コメント

タイトルとURLをコピーしました